2020/03/21
八重歯にBWSを併用した症例
治療前 Before

初診時の口腔内写真。八重歯が気になり受診されました。




治療中 During treatment

治療開始2か月後。すでに少し変化してきています。しかし、舌が歯の隙間から強く押し出されており、舌の位置と飲み込みに問題があることがわかります。




治療後After

治療開始から2年後。トレーニングをとても頑張ったので、きれいに並びました。




症例概要
- 年齢
- 10歳6か月
- 性別
- 女
- 住所
(市区町村) - 名東区
- 主訴/ニーズ
- 歯並びがガタガタしている
- 治療回数
- 36回
- 治療期間
- 2年
- 治療内容
T1BWS → T1BWS+BWS → T2M
治療期間内は常に筋機能トレーニングを継続した。
- 治療のリスク
・治療開始年齢がやや遅めであることにより、上あごの成長に限界があり、骨の成長の促進が不十分になる可能性がある
・BWSで前歯に力をかける際に、歯の根の神経が死んでしまったり、根が吸収されて短くなってしまう可能性がわずかにある
・BWSを装着している期間、歯磨きがしにくくなり、虫歯ができてしまう可能性がある
- 想定される
副作用 - 特になし
- 費用
- 55万円
医院からのコメント
治療開始年齢が10歳6か月と高めで、八重歯がはえはじめてから来院されました。
ご本人・ご家族ともにとても協力的で、トレーニングはしっかりと行ってくれるのでどんどん変化して、1年後には概ね歯並びは改善してきました。
しかし、この治療の目的は歯並びが悪くなる原因をなくすことですので、その後もトレーニングを続け、当初の予定通りおよそ2年で治療を終了しました。
中学生になるまでに治療を終えることができました。他人からの目を気にし始める思春期になる前に治療を終えることができるのは、予防矯正のメリットですね。